ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子個人第17戦で優勝した伊藤有希(中央)、2位の丸山希(左)、3位の高梨沙羅。W杯で日本の女子が初めて表彰台を独占した=5日、ビリンゲン(共同) ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子第17戦(5日、ドイツ・ビリンゲン)伊藤有希(土屋ホーム)が233・3点で、6シーズンぶりのW杯優勝を果たした。丸山希(北野建設)が229・0点をマークし、2位。高梨沙羅(クラレ)が222・6点で、前戦に続き3位に入った。
2018年からW杯に参戦している丸山は、うれしい初の表彰台となった。これまで4位が最高だったが、ついに壁を突き破り、日本女子初の偉業の一角を担うおまけ付き。「ずっと憧れていた先輩と一緒に表彰台に立てて、うれしい気持ちでいっぱい」と笑みがこぼれた。
昨季は国内大会で転倒して左膝前十字靱帯損傷の重傷を負い、北京五輪出場も逃した。そこから復帰してようやくつかんだ2位。「けがをした時からいろんな人にサポートしてもらったおかげで、最高の景色が見られた」。言葉に喜びと感謝があふれた。(共同)
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