超大型補強直後にスコアレス チェルシー指揮官、ルカク獲得時の得点力改善失敗を回想 チェルシーを率いるグラハム・ポッター監督が、移籍市場における教訓を強調している。
過去2回の移籍市場に合計約6億ポンド(約948億円)もの資金を投じたチェルシー。今冬だけでも約3億2000万ポンド(約506億円)を費やし、エンソ・フェルナンデスやミハイロ・ムドリクら注目選手を次々と獲得して話題を集めた。
しかし、3日に行われたプレミアリーグ第22節ではフラムをホームに迎えてスコアレスドロー。今季の課題に指摘されている得点力不足を払しょくすることはできなかった。
試合後、ポッター監督は2021年夏に当時のクラブ史上最高額でFWロメル・ルカクをインテルミラノから獲得しながらも、同選手がリーグ戦26試合8得点にとどまった例を出し、移籍市場の動きのみで問題が解決できることはないと説明している。
「改善にはチームとして取り組む必要がある。1年半前を振り返れば、外部からチェルシーには得点力がないと言われていた。センタフォワードに1億ポンド近くを費やし、それですべての問題が解決すると思われていた。しかし、そうはならなかった」
続けて、新戦力がいつ適応できそうかと問われたポッター監督は「どの程度かかるかわかると言えば嘘になる」と返答。さらに、「もしその質問をされるたびに1カ月もらえるなら、私は5年ほどここにいることになる(笑)」と、現場としては見通しを立てにくい事柄であることを強調した。(Goal.com)
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