打撃練習を終えた中日・石川昂弥に拍手をする清原和博氏=オキハム読谷平和の森球場(撮影・甘利慈) 中日2軍春季キャンプ(5日、沖縄・読谷)西武、巨人、オリックスで通算525本塁打の清原和博氏(55)が中日の2軍読谷キャンプを訪問。62スイング中18本の柵越えを放った21歳の石川昂の活躍に太鼓判を押した。
「昨年見た打撃より、はるかによかったんじゃないかと思います。すごく体が大きくなった。左膝があれだけ踏ん張れていればボールに力が伝わる。軽々振って、あれだけの飛距離を出す。打撃は問題ないと思います」
石川昂は昨季、1軍で37試合に出場。開幕スタメンを務め、プロ初を含む5本塁打を放ったが、5月27日のオリックス戦(京セラ)で左膝を負傷。7月に手術を受け、実戦復帰を目指している。清原氏も現役時代に膝の故障に悩まされた。「けがを乗り越えられれば、心も強くなる。膝をとにかく大事にしてほしいと伝えました」。竜のホープに金言を授けた。(上阪正人)
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