3回戦で大栄翔(右)に寄り切りで敗れた貴景勝=両国国技館(代表撮影) 大相撲のトーナメント大会は5日、東京・両国国技館で行われ、平幕大栄翔が初優勝した。決勝で関脇豊昇龍を突き出し、賞金250万円などを獲得した。3位は妙義龍と阿武咲。
初場所で3度目の優勝を遂げた大関貴景勝は、3回戦で大栄翔に寄り切られた。関脇若隆景と小結若元春はともに初戦の2回戦で敗退した。3場所連続休場中の横綱照ノ富士は土俵入りをこなしたが取組からは外れた。
3回戦敗退の貴景勝は初場所以降、まだ本格的な稽古を再開していないと明かした。「第一は体をつくっていかないといけない。まだできていない部分もあるので、しっかりやっていきたい」と泰然と語った。
綱とりの春場所へ期待は高まってくる。大阪入りの予定など今後の見通しについて「事前に何日までになどは決めないタイプ。まだ決まっていない」と明言を避けた。
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