ノイアー、W杯敗退の決定打は「日本戦」。「2-0や3-0で勝てると思ったが…」 ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーがカタール・ワールドカップ(W杯)敗退を振り返った。
ドイツ代表は昨年末のカタールW杯で日本代表、スペイン代表、コスタリカ代表とグループステージで同居。しかし、初戦で日本に逆転負けすると、2戦のスペイン戦を引き分けた後の最終節でコスタリカに勝利するも、得失点差で及ばず2大会連続グループステージ敗退の憂き目に遭った。
カタール大会でドイツの主将として全試合にフル出場したノイアーは、『The Athletic』のインタビューで、「国からのサポートは比較的少なかった。2010年の時のエネルギーと比べるとそうだね。当時は凄かった。これまでにないほど政治的な問題にも注目された」と口に。ドイツは当初、カタールの人権問題に対する抗議として「One Love」の腕章を付ける予定だったものの、FIFA(国際サッカー連盟)から制裁を科される可能性が出たことによりこれを断念し、試合前のチーム集合写真で口を塞ぐポーズで意思を示していた。
ノイアーは試合直前の政治的問題について、「(口を塞ぐポーズをすることは)選手会で話し合って決めた。その後、僕たちはサッカーに集中した」と、切り替えはできていたことを強調しつつ、「日本戦では良いスタートを切れたし、前半はコントロールできた。ピッチ上では誰もその(政治的)問題を考えてなかった。このままいけば2-0か3-0で勝てると思っていた」とコメント。それでも、「なぜドイツはグループステージで敗退したのか」との問いには以下のように続けた。
「日本戦の後半だ。本当に酷かった。スペイン戦はとても良かったし、ワールドカップでも最高の試合の一つと評判だった。コスタリカ戦も問題なかった。最終的には得失点差で敗退に追い込まれてしまった」
なお、ノイアーはW杯後、スキー中の骨折により今季絶望の離脱中となっている。(Goal.com)
この記事をシェアする