ロックバンド、頭脳警察のボーカル&ギター、PANTA(72)が緊急入院したため、6日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで予定していた夕刊フジ・ロック『頭脳警察』公演を中止することが3日、公式サイトで発表された。
発表によると、PANTAは2021年9月に肺がんと診断され、病名を公表せず療養。昨年9月にステージ復帰したが、「未だ完全な状態ではなく今後も療養が必要です」。その後、今月1日に体調が急変して救急搬送され、重症の肺炎と診断されたという。
公演はロックバンド、シーナ&ロケッツとの対バンとして21年1月に開催予定だったが、PANTAの療養を経て2月6日に開催を決定。しかし、1月29日にシーナ&ロケッツのリーダーでギタリスト、鮎川誠さんが死去し、単独ライブに切り替えていたという。
サイトでは「一日も早く活動を再開できるよう、当面は治療に専念させていただきたく何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」と伝えた。
PANTAはコメントを発表し、15、6年前には前立腺がんの疑いがあり、「あの小さな前立腺に十数ヵ所も針を刺され、幸いにもそのうちの1ヵ所から極微細なガンの種のようなものが見つかり摘出。その後、寛解していまだ再発はあらず」とも告白。「今回はこともあろうに鮎川を失った後に自分の誕生日に鮎川の旅立ちを見送らなければならないのに重度の肺炎を患ってしまいました。新たな再起動に向けて休ませてもらいますので、起動したおりにはいままで以上の応援支援声援をお願いします。鮎川はもう太陽を溶かした海のごとく永遠となってしまったのだからゆっくり待っていてもらって、再起動した頭脳警察と轟音の中でデュオしよう」と伝えた。
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