★川崎、王座奪還へ今季も攻撃スタイル
昨季3連覇を逃した川崎は王座奪還に燃える。主将のDF谷口が移籍したが、ほとんどの主力が残った。就任7季目の鬼木監督の下、プロ3年目のMF橘田が新主将を務め、今季も攻撃的なスタイルを追求する。
MF家長、FWのレアンドロダミアンと小林が負傷で出遅れたのは懸念材料。期限付き移籍から戻ったFW宮代と桐蔭横浜大から加わったFW山田の出来が序盤の鍵を握る。ウイングのマルシーニョは健在。新加入のFW瀬川は機動力があり、攻撃の切り札となる。
日本代表の山根やジェジエウが中心となる守備陣はDF大南を柏から補強し、3バックの採用も視野に入れる。昨季、けがに泣いた大島やチャナティップが1年を通して戦えれば心強い。選手間の激しい競争で永長、高井ら若手の台頭を図る。
★新潟、6季ぶりJ1もポゼッション継続
6季ぶりにJ1の舞台に戻ってきた。J2最多の73得点で優勝を果たした昨季と同様に、1つ上のステージでもボールを保持して主導権を握るサッカーを継続する。松橋監督は「自分たちのスタイルをどこまで、究極のところまでもっていけるか」と覚悟を示す。
昨季から多くの選手が残留。FW鈴木らを擁する攻撃陣にはJ2町田から太田が加入した。スピードと馬力を武器に何度も仕掛けられるアタッカーは相手守備陣にとっては嫌な存在だろう。
守備は37歳の千葉と34歳の舞行龍が統率する。サイドバックには新井が3季ぶりに復帰して選択肢が増えた。189センチでヘディングの強いFWネスカウと総合力が高いMFゴメスの新加入ブラジルコンビにも期待がかかる。
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