埼玉・所沢市の球団施設で自主トレを行う西武・山川(撮影・東山貴実) 3月のWBC日本代表に選出された西武・山川穂高内野手(31)が3日、埼玉・所沢市のカーミニークフィールドでキャンプイン前最後の屋外フリー打撃を行った。
「基本、僕は外で打ちたい人。フルパワーで打ってないけど感触は良かった。でも(寒さが)ヤバくないっすか? 早く宮崎に行きたいっすね」。気温5度の中、半パン姿でさながらの〝寒稽古〟だった。
69スイングで柵越え8本。「昔は飛ばしたくって仕方なかったけど、今は左中間にいい感じにいけば〝それでいいや〟と。左中間にややスライスがかかるような打球が僕の中の理想」と笑顔で振り返った。
西武・山川は気温5度の中、半パン姿で屋外フリー打撃(撮影・東山貴実)昨季はシーズン途中に内角球がさばけなくなった反省があった。今季は「年間通して扱いやすいバット」としてヤクルト・村上のバットを参考に長さを87センチから85センチ、重量も20グラム軽い900グラムにして操作性を高めた。打撃フォームについては「(体の軸が前にずれないように)お尻の右部分を構えてからではなく、構える前に乗せることをルーティンとして一つだけ追加した」と明かした。
WBCに向けて〝早仕上げ〟が求められる中、キャンプインは6日。それでも「(昨年10月の)CS敗退後も1日だけ休んで、亜細亜大のグラウンドを借りて練習していた。僕、休まない人なので、(年中)ずっと仕上がっています」と頼もしかった。(東山貴実)
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