プルペンで投球するブライアン・ケラー=宜野座村野球場(撮影・水島啓輔) 阪神春季キャンプ(2日、沖縄・宜野座)阪神の新外国人、ブライアン・ケラー投手(28)=前レッドソックス3A=が2日、今キャンプ初のブルペン投球を行った。同じ名前のカイル・ケラー投手(29)とそっくりの投球フォームで巨人・樽見金典スコアラー(54)は〝困惑〟。直球に変化球と個性を出して45球を投げた。同じく新外国人のジェレミー・ビーズリー投手(27)=前パイレーツ3A=も初のブルペン投球を行い、〝バズーカ投法〟を披露した。
双子か? 影分身か?! 宜野座のブルペンに現れた、背中に「KELLER」の名を掲げた2人の男。今季2年目のK・ケラーと同時に、新助っ人のB・ケラーも初ブルペンに入り、〝共演〟が実現した。
「新しい環境、新しい捕手、新しいブルペンでこういうふうにピッチングができて楽しかった」
背ネームだけではない。193センチで背番号42の「K・K」に対し、「B・K」も191センチで背番号「24」とシルエットはうり二つ。さらに投げるフォームまでもがソックリとなれば、その違いを判別するのは難しい。
その〝酷似〟には他球団007でさえも目をこするレベル。「Wケラー」の投球を背中側からみつめた巨人・樽見スコアラーは「外野とかを走っていたら、どっちがどっちか分からないですよ」と困惑。似ているタイプも、脳内の選手名鑑を読み返すより先に「腕の位置、腕の振りだったり」とK・ケラーの名前を挙げるしかなかった。
この記事をシェアする