ブルペンで投球練習するジェレミー・ビーズリー=宜野座村野球場(現場代表) 阪神春季キャンプ(2日、沖縄・宜野座)B・ケラー、ビーズリーの新外国人投手の初ブルペンを見たが、力を入れた投球ではなく、現時点での評価は避けたい。
ビーズリーはドッシリした体形からの投球は重そうな感じはした。パワフルな投球が予感できたので、球種にもよるが先発タイプに映った。米国では救援だったらしいが、固定観念にとらわれず、起用法を見極めてほしい。B・ケラーはまだ手探りの状態。K・ケラーによく似た感じはしたが、現時点ではK・ケラーのほうが球の強さなどは上に感じた。
ブルペンで目立ったのは岡留。私が応援したくなる変則派だ。真っすぐ、シンカー系の球などを投げていたが、球に力がある。青柳が入団してきた際に「自信を持ってストライクを取れる球種を1つ見つけろ」とアドバイスして、彼はツーシームを身に付けたが、同じことを岡留にも伝えた。実現すれば、青柳以上になる可能性がある。
岡留だけでなく、投手陣の充実ぶりは目を見張る。助っ人投手が相当なレベルでなければ、食い込むことが難しいのではと感じるほど。高いレベルの競争は楽しみだ。(サンケイスポーツ専属評論家)
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