城跡の最上部で記念撮影する前列左から茨木秀俊、戸井零士、野口恭佑、後列左から井坪陽生、門別啓人、森下翔太、富田蓮(撮影・中島信生) 阪神2軍春季キャンプ(3日、沖縄・うるま)阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=ら新人7選手(育成を含む)が世界遺産の勝連城跡を散策し、今キャンプ初めての休日に羽を伸ばした。
「景色のいいところで天気もよく、すごくリフレッシュできた」
勝連城は自然の断崖を利用した難攻不落の城と言われ、頂上からは太平洋が一望できる。2日間ではあるが、2日までの第1クールで緊張しながらプロの練習に食らいついた7人のルーキーは、オーシャンビューを堪能。勝連の地を守る霊石がある頂上の「玉ノミウヂ御嶽」には、勝連の漢字を前後で入れ替えた「連勝」の祈願として手を合わせた。
右足のコンディション不良で別メニュー調整中の森下だが、2日にはプロ入り後初となる屋外フリー打撃を行い、患部の状態回復も順調なようす。「できることは限られているんですけど、すごく充実した期間を過ごしている。ここからもっと(状態を)上げて、目標である新人王を目指すために、開幕1軍としてスタートを切れたら最高だと思う。そこに向けて頑張っていきたい」と今後を見据えた。
森下同様に初めての沖縄生活を過ごしているドラフト2位・門別啓人投手(18)=東海大札幌高=も世界遺産のパワーをもらい、「周りの先輩たちがすごくいい雰囲気でやってくれている。(練習は)キツいですけど楽しめているので、この調子で最後までいけたらいいなと思います」と猛練習の日々に向けて意気込んだ。
この記事をシェアする