愛猫「菊之介」を抱いて取材に応じる高井さん。突然の訃報に周囲はショックを隠しきれない=2019年撮影 大阪・毎日放送(MBS)の高井美紀アナウンサー(55)が1月25日に死去したことを2日、同局が発表した。55歳だった。死因は明らかにしていない。通夜および葬儀は近親者のみにて執り行われたという。
高井アナは1967(昭和42)年生まれ、神戸市出身。神戸女学院大卒後の1990年に毎日放送入社。テレビでは「MBSナウ」「VOICE」とニュース番組のキャスターを長年務め、落ち着いた語り口や番組進行に定評があった。
私生活では外科医と結婚し、2000年に長女を出産した後、仕事に復帰。愛猫家で動物カフェめぐりが趣味だった。
現在は、民放最長寿番組「皇室アルバム」(日曜前6・30)のナレーション、関西企業の社長らに話を聞く「ザ・リーダー」(第2日曜前5・30)のインタビュアーのほか、生活情報番組「住人十色」(土曜後5・0)や「医のココロ」(日曜朝6・0)、ラジオでは経済番組「日本一明るい経済電波新聞」などを担当していた。
「住人十色」の4日放送分は収録済みで、テロップなどで対応する。同番組で共演する俳優、松尾貴史(62)はツイッターで、「いてくれて当たり前のように感じていた方がいないという喪失感が大きすぎます」と悲しみをあらわにした。
この記事をシェアする