ブルペンで投げ込むヤクルト・山下輝。右奥は高津臣吾監督=沖縄県浦添市(撮影・今野顕) ヤクルト春季キャンプ(2日、沖縄・浦添)昨年のドラフト1位左腕・山下輝投手(23)が今キャンプ初めてのブルペン入り。直球とカーブを計36球投げ「まだまだですけど、今の状態だったらいい方かなと思います」と汗をぬぐった。
この日は、伊藤投手コーチからキャッチボール時に体の開きを指摘されたため、ブルペンでは背面側に同コーチが立ち、体が反り返らないように矯正。さらに、球の回転数や軸、変化量を数値化する機器「ラプソード」の数値を見ながら投げ進め、「(体が)開けば球はシュートするし、ちゃんとかかっているときは前に押し出せているよという話をされました」と振り返った。
ブルペンで見守った高津監督は「成長してほしい選手の一人で、昨年も1軍で登板するチャンスはありましたけど、もっともっと今年期待する、是非ローテーションに入ってほしい一人なので、みんなそうですけど、期待は非常に大きいです」と口にした。目標の開幕ローテーション入りへ。充実したキャンプを過ごす。