ロングティーを行う巨人・浅野翔吾=宮崎市(撮影・佐藤徳昭) 巨人春季キャンプ(1日、宮崎)合点がいった。巨人のドラフト1位・浅野(高松商高)の2軍スタート。首脳陣もスカウトも、よく分かっていると実感したよ。
スイングは確かにいい。ただ、右肘がやや上がるところが少し気になる。脇を締めるのが遅くなり、差し込まれやすくなるからね。器用そうだから、まずはプロの投手のボールに慣れること。スローイングも、まだ指にボールがかかっていない。スタミナ面もあわせて、不安が残った。
だからこそ、2軍。いきなり1軍では、主力と比べて足りないところに気を取られ、長所まで消してしまいかねない。幸い巨人の2軍には増田大、石川、中山ら1軍経験者も多い。プロの空気を吸いながら、体の芯から鍛えていく。このやり方に、首脳陣の本気度がうかがえるね。
エモトがキャンプ初日に新人を取り上げるのは異例。先月の「週刊エモト」で、自主トレで口をあけてハアハアやっていた…と指摘した手前、実際に浅野をチェックしたかった。ということで2日目は本丸突入! あの人を直撃!!(本紙専属評論家)