プレミアリーグ、ブライトンの日本代表MF三笘薫(25)は29日のイングランド協会(FA)カップ4回戦リバプール戦で、1―1の後半ロスタイムに決勝点を挙げ、2―1の勝利に貢献した。30日付英紙サン(電子版)は三笘の特集を組み、そのスター性に触れた。
同紙は見出しで「ブライトンの300万ポンド(約4億8300万円)のスター、カオル・ミトマは、大学の学位取得のためにスターダムを捨て、ドリブル技術について論文を書いた」と紹介。「筑波大に入学してスポーツ科学を専攻。ドリブルの論文を書く前に、同大サッカー部で主役となった。ドリブルの技術はプレミアリーグで役に立ち、(アーセナルのイングランド代表DF)ベン・ホワイトらを翻ろうした」と伝え、高校卒業時、Jリーグでプロになる道を選択せずに大学進学を選んだことを興味深く報じた。
筑波大時代の写真を掲載し、「チームメイトの頭の上にカメラをつけてドリブルを研究。彼らがどこを見ているのかを分析した。いい選手はボールを見ていないことを学び、彼らは前を見て、足元を見ずにボールをトラップする。それが違いだった」と三笘の言葉を借りて研究方法を説明。「相手の重心をずらすことを意識している。相手の体を動かせれば勝てる。持ち前のドリブルの威力が2倍になった」と研究成果としての成長を紹介した。
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