先頭でランニングするミエセス(左端)(撮影・松永渉平) 決意のバモス! 阪神の新外国人、ヨハン・ミエセス外野手(27)=前レッドソックス3A=が30日、沖縄・宜野座で行われた1軍キャンプ先乗り合同自主トレに合流した。新助っ人が若手メンバーを中心とした先乗り自主トレに参加するのは極めて異例。絶叫声出しで早速チームになじみ、3本の豪快な柵越えを放つなど、外野のレギュラー取りへやる気をみなぎらせた。
先乗り自主トレで打撃練習する阪神・ミエセス心地よい風が吹く宜野座で、強烈な存在感を放った。午前9時25分。2台目の選手バスから降りてきたのは、26日に来日したばかりのミエセスだ。新外国人としては超異例の春季キャンプ先乗り合同自主トレ合流。ただ輪に加わっただけじゃない。ノック中に何度も大声を飛ばすなど、練習を盛り上げた。
「VAMOS(バモス)!」
スペイン語で「さあ行こう」を意味する鼓舞の言葉を、仲間に向けて次々と送った。通訳から選手の名前を聞き出すと、自らのティー打撃を中断してまで、守備をこなす中野や大山に「バモス、ナカノ!」「ヘイ、オオヤマ!」と声を張る。合流初日からハッスルしまくり。一日も早く戦力になりたい強い思いが、合同自主トレ参加へ突き動かしたことを明かした。
「しっかり日本の文化を知りたいところはあったのと、シーズンに向けていち早く準備したほうがいいなというのは間違いなくあった。早く来たほうがいいかなと思って、自分で決めました」
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