ヤクルト・長岡は今季のグラブの手のひら部に球団マスコットのつば九郎を模した刺繍(ししゅう)を入れた ニューグラブで守備職人の道へ―。ヤクルト・長岡秀樹内野手(21)が31日、キャンプ地の沖縄・浦添で自主トレを行い、キャッチボールや打撃練習をして、2時間ほど汗を流した。
「一からレギュラーを奪い切れるように隣の人はみんなライバルだと思って。一つしかポジションはないので(春季キャンプの)初日から全力で取りに行きたい」
キャンプインを控え、気合十分。遊撃のポジションをより確実なものにするためにも、アクセル全開でアピールすることを誓った。
千葉・八千代松陰高から入団3年目の昨季は初の開幕スタメンを勝ち取り、139試合で打率・241、9本塁打、48打点。リーグ連覇に貢献して、堅実な守備でゴールデングラブ賞を初受賞した。
キャッチボールするヤクルト・長岡秀樹=沖縄県浦添市(撮影・今野顕)重要となってくる2023年シーズン。今季はグラブをはめた際に手のひらに当たる部分に球団マスコット、つば九郎の刺繍(ししゅう)を入れた。「守り神のように、一緒に守ります。刺繍を入れることによってグラブが硬くなり、強い球をより捕りやすくなった」。1月はソフトバンク・中村晃らとの自主トレに参加して一日200球ほどノックを受ける日も。バットも振り込んでコツコツと基礎練習を積み重ねてきた。
今季の目標は「全試合フル出場」、「打率3割」を掲げる。進化の4年目へ、実りのある1カ月を過ごす。(森祥太郎)
この記事をシェアする