女子1次リーグ第3戦でプレーするロコ・ソラーレの藤沢(中央奥)=北海道北見市(ⓒJCA IDE) 世界選手権代表選考を兼ねたカーリングの日本選手権第2日は30日、北海道北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールで男女の1次リーグが行われ、女子は北京冬季五輪銀メダルで大会連覇を目指すロコ・ソラーレが、チーム広島に18―0で大勝したが、北海道銀行には6-8で敗れ、2日目を終えて2勝1敗となった。男女ともに9チームが参加して総当たりの1次リーグを行い、上位4チームが決勝トーナメントへ進出。決勝は2月5日に行われ、優勝チームが世界選手権の出場権を得る。
転倒から歯車が狂い始めた。ロコ・ソラーレが3-0と北海道銀行をリードして迎えた第4エンド。スキップ藤沢が1投目で、ストーンを離す前に左足が滑り、豪快に転んだ。何とか投げて、相手の石をハウス(円)の外に出したが、自身の石も外に出て、このエンドで一気に同点とされた。
「左足が思ったよりも入らなくて普通にこけました。厄年全開いってしまいました。お騒がせしてすみません…」
1991年生まれで今年が本厄となる藤沢。第7エンドでは2点を取られ、4-5とリードを許した。第8エンドでは相手スキップのスーパーショットもあり、今大会初めてスチールを許し、4-6。午前中はチーム広島に18―0で快勝したが、強敵の北海道銀行には6-8の逆転負けで、通算2勝1敗となった。
「(北海道銀行は)ジュニアのときからいいチームで、実力を発揮すればこうなる。いい部分を吸収しないといけない」
藤沢は敗戦にも前向きだ。予選リーグは残り5試合で、上位4チームが決勝トーナメントへ進出する。31日には青森CAとの試合が控える。負けを引きずることなく、4度目の優勝に向けて、一歩ずつ前進する。
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