広島のグッズが28日、マツダスタジアムの正面入り口の店舗などで発売を開始した。メジャー仕様にリニューアルした店内には約450種類の新商品を含む約650種類の公式グッズがズラリと並んだ。
「コロナ禍の影響で観戦に行けない方もいらっしゃる。ここ数年は普段使いができるアイテムをそろえている。このグッズでカープを身近に感じてほしい」
19、20日にマツダで実施した内見会でそのように語っていたのは企画デザイン室の宮本朋彦主幹(41)。グッズ担当の職員は5月頃からデザインや企画を考案し、秋頃に商品やカタログを完成させる。毎年この時期に実店舗やオンラインで販売する。
毎年数量限定のグッズは話題を集める。宮本主幹が「インパクトがあると思います」と紹介するのはバット型ペッパーミル(税込み5万5000円、限定30点)。野球用品メーカー、SSK社のバットの先にコショウをひく粉砕機を埋め込んだ変わり種。3・8リットル入るビアサーバー&バッグセット(同3万6000円、同100点)や縦100センチ×横68センチのデカリュック(同3万円、同36点)とともに話題を呼んでいる。
もちろん、変化球だけではなく直球のアイテムもそろえる。野球観戦や屋外の活動にピッタリのカープトキージャハット(サイズはM・L・O、同1万5000円)はこだわりの一品。職員が本場の南米のエクアドルに行き製造業者を選定。トキージャと呼ばれるヤシの葉っぱを手編みしたハットは「快適な」被り心地となっている。
ちなみに新井監督のグッズは? 宮本主幹によると、「監督に就任した時期が秋のため限定商品はなく、定番商品になります。実は…ユニホームは選手を含め一番売れています。選手人気№1は森下投手ですが、新井監督はひと桁違います」とのこと。おもしろさとこだわりでグッズシーンを席巻する広島。職員のアイデアと努力がつまったアイテムで新生新井カープを応援しよう。
(柏村翔)
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