明治神宮で奉納土俵入りを披露した横綱照ノ富士 =東京都渋谷区(撮影・尾崎修二) 大相撲の横綱照ノ富士(31)が30日、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行った。新春恒例行事で1月の初場所前の開催が慣例だが、昨年に続き場所後に設定された。参拝客が入れない社殿内で、太刀持ちに同じ伊勢ケ浜部屋の幕内翠富士、露払いに錦富士を従え、不知火型を披露した。
照ノ富士は昨年9月の秋場所を途中休場。負傷した両膝の内視鏡手術を受け、さきの初場所まで3場所連続休場となった。3月の春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)出場には「できるだけ早くと思うが、いまの段階では(復帰が)いつになるかわからない」と明言しなかった。
初場所は125年ぶりに1横綱1大関の番付となり、存在感が問われている。膝の負傷などで大関から序二段まで転落しながら横綱になった照ノ富士だけに「今回も(復活が)無理だと思っている人はたくさんいると思う。無理といわれていることへ挑戦するのが自分」と闘志を燃やす。
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