サンケイスポーツを手にする笑顔のワコール・安藤友香=30日、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪(渡辺大樹撮影) 29日に行われた「第42回大阪国際女子マラソン」(サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)で日本勢トップとなった安藤友香(28)=ワコール=が一夜明けた30日、大阪市内のホテルで会見した。
日本勢トップながらエチオピア勢に敗れ、3位。2時間22分59秒と自己ベストも更新できなかったレースを「きのうのレースは前半、本当にいい流れに乗らせていただいて、ペースメーカーさんや外国人の選手と走るなかで、胸を借りて走れたんですけど、後半ちょっと、30キロ以降の飛び出しで反応できなかったというか、少しの勇気が自分のなかで足りなかった」と振り返った。
中間点を安藤は1時間9分45秒で通過するなど、序盤から高速レースが展開された今大会。2時間21分36秒の自己ベスト更新は十分、射程圏内だったが、ペースメーカーが外れた30キロ地点から、スピードを上げたエチオピア勢に引き離され、「後半の走りは大きな課題としてハッキリと分かったのは収穫。逆に前半の走りは今回よかった。今度はそれを最後まで走れるようにしたい」と口にした。
2024年パリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(10月15日、東京都内)に向けてのスケジュールは今後、コーチらとの話し合いで最終決定していくが、「トラックのスピードを戻すような、トラックレースにも出てそこの感覚を戻しながらやっていけたらな、とコーチとも話はしています」と現状でのプランを明かした。
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