フィギュア成年女子 SPで演技する兵庫・坂本花織=フラット八戸 国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会第3日は30日、青森県八戸市のフラット八戸などで行われ、フィギュア成年の男子はショートプログラム(SP)4位の佐藤駿(埼玉・明大)がフリー1位で逆転し、合計253・12点で初優勝した。
ともに世界選手権(3月・さいたま市)代表の山本草太(愛知・中京大)は234・20点で2位、SPトップの友野一希(大阪・上野芝ク)は4位。昨年現役復帰した35歳の織田信成(大阪・大阪スケート俱楽部)は9位だった。
フィギュア成年男子で優勝した埼玉・佐藤駿のフリー=フラット八戸女子SPで世界選手権代表勢は坂本花織(兵庫・神戸学院大)が81・50点で首位、三原舞依(兵庫・甲南大大学院)が77・10点で2位。渡辺倫果(青森・法大)は60・14点で8位と出遅れた。
スピードは競技が始まった。
◆坂本花織の話「(自己ベストを上回り)ちょっとびっくり。先生(中野コーチ)に「シーズンベストを超えてきてね」と言われて、それをしっかり達成することができたので内容的にも満足」
◆三原舞依の話「観客席にたくさんの(応援)バナーが見えて、幸せだなと思って最初のポーズに立った。朝の練習でつかめた氷の感触を考えながら、最後まで滑れて良かった」
◆渡辺倫果の話「(回転不足だった3回転半ジャンプと1回転になったルッツは)6分間練習は良くて、試合でできないのがネック。フリーは反省点を踏まえてやりたい」
◆織田信成の話「(転倒した)4回転トーループはうまく軸を捉えられなかった。若人と一緒に滑るのは楽しい。でも、力不足をすごく痛感した」
◆佐藤駿の話「最近跳べていなかった4回転ルッツをしっかり決めることができて、一番うれしかった。仲間の応援のおかげで集中できて、緊張もほぐれた」
◆山本草太の話「自分の弱さが出た試合になった。課題や改善点が見つかったので、世界選手権に向けて必ず成長につなげたい」
◆友野一希の話「いい演技をしたかったという悔しさがある。詰めが甘かった。ミスをした時の最低ラインを上げていかないといけない」
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