阪神の先乗り合同自主トレが29日、1軍キャンプ地の沖縄・宜野座球場でスタートした。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の野球日本代表に選出された湯浅京己投手(23)はブルペンで投球練習を行い、新球・横スライダーに手応えをにじませた。
打者の手元でクイッと曲がる新球が世界の猛者を手玉にとる。沖縄の日差しに照らされたブルペンで、湯浅が新球・横スライダーに手応えをにじませた。
「きょうはあまり(調子は)良くなかったけど、真っすぐと比べて横スラ(イダー)の方が感覚良く投げられていた」
持ち球のフォーク、縦に落ちるスライダーに加えて、オフから取り組んでいるのが横方向への変化球。この日のブルペンでは36球のうち、5球ほど、新球を投じた。WBC公式球も手になじむ。投球を受けた坂本が「すごくいい感じだった。WBCとかじゃなく、横の変化を今後のシーズンで使っていく」と太鼓判を押すほどの仕上がりだった。
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