ロックバー「レッドシューズ」の門野久志オーナーをはさんで左からクレイジーケンバンドの横山剣とスモーキー・テツニ=東京・渋谷区 クレイジーケンバンドのボーカル、横山剣(62)が30日、ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のボーカルでギター、鮎川誠さん(享年74)の訃報を受け「鮎川さんとは何度か共演したし、ずっと変わらずかっこよくて、やさしかった」と追悼した。
鮎川さんが常連だったロックバー「レッドシューズ」(東京・南青山)をめぐる本「レッドシューズ40」(ぴあ刊)の記念トークイベントがこの日、東京都内で開かれ、その席でのひとコマ。横山は「大好きな人でした」としみじみ語った。
同書は同店の創業40周年を記念しオーナーの門野久志氏(58)が執筆。同店を愛した国内外のロックアーティストのエピソードなどが満載だ。鮎川さんは帯に「レッドシューズはロックの迎賓館!」と記し、YMO・細野晴臣(75)やローリング・ストーンズのロン・ウッド(75)との店での思い出などを寄稿、「これからもがんばって続けていってほしい」と結んでいる。
門野氏は「鮎川さん夫妻は僕の仲人でした。僕は結局、別れてしまいましたが…。鮎川さんは去年の10月にレッドシューズの記念イベントをやったときも出演してくれた」と振り返り、「そのとき『すごい痩せてますよね。大丈夫ですか』と話しかけたんですが…。ずっとギターを弾き続けてくれたのはうれしいです。『生涯ギタリスト』でしたね」と感謝した。
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