大相撲で両膝負傷のため3場所連続休場中の横綱照ノ富士が30日、春場所(3月12日初日・エディオンアリーナ大阪)の出場について「体や医師と相談してから。できるだけ早くとは思っているが、その時にならないと分からない」と慎重な姿勢を示した。東京・明治神宮で奉納土俵入りを行った後、取材に応じた。
昨年10月に両膝を手術。本格的な稽古はまだ再開しておらず「動きが良ければ、もう少しで(相撲を)取れるんじゃないか」と語った。
初場所はテレビで観戦していたという。出場力士最高位で1人大関の貴景勝が3度目の優勝を果たしたことについては「責任を果たしてくれたと言うか、番付通りの力を出してやはり強いと感じた」と述べた。
7度の優勝回数を2桁まで増やすことを今年の目標に掲げる。現状では厳しい道となりそうだが、大関から序二段まで転落しながらも不屈の闘志ではい上がった31歳の横綱は「無理と言われたことに挑戦するのが自分」と気概を話した。
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