DeNAのドラフト1位・松尾汐恩(しおん)捕手(18)=大阪桐蔭高=が28日、神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で新人合同自主トレーニングに参加し、2月1日に始まる春季キャンプで牧秀悟内野手(24)への〝弟子入り〟を希望した。
松尾は高卒新人ではただ一人、1軍の沖縄・宜野湾キャンプメンバー入りを果たした。牧はWBCに臨む日本代表「侍ジャパン」の宮崎合宿に17日から参加するため、ともに過ごす期間は限られるが「自分から話し掛けられるタイプ。どんどん話していきたい」とキッパリ。捕手らしい社交的な性格を生かし、昨季打率・291、24本塁打、87打点をマークした確率と長打力を兼ね備える好打者の打撃論を貪欲に吸収する考えだ。
新人合同自主トレは29日に打ち上げ、いよいよプロ初のキャンプを迎える。体重は大阪桐蔭高時代から約10キロ増の85キロまで増量しており「少しパワーもついてきた。どっしりしてきている感じはあります」と8日に始まった鍛錬の日々を総括。手応えをにじませた。
「一番は若々しさを出していきたい。元気良くというところを皆に見ていていただきたい」と松尾。憧れの先輩たちのいる1軍の空気感を味わい、将来の正捕手の座へ一歩でも近づく。(横山尚杜)
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