将棋の第72期王将戦七番勝負第3局2日目に臨む藤井聡太王将=金沢市(日本将棋連盟提供) 将棋の藤井聡太王将(20)=棋聖・竜王・叡王・王位との5冠=が28、29日の両日、金沢市内で指された第72期王将戦七番勝負第3局で後手の羽生善治九段(52)を95手で下し、対戦成績を2勝1敗とした。第2局での黒星を経て、5つ目のタイトルの王将位の初防衛に向けて前進した。
羽生九段の雁木囲いに対して積極的に攻めを展開し、ほぼ互角で迎えた2日目にリードを拡大。藤井王将の先手番の対局は、昨年6月3日の棋聖戦第1局以来無敗で、22連勝に伸ばした。
第4局は2月9、10日に東京都立川市で指される。同5日には6冠を目指し、渡辺明棋王(38)=名人との2冠=に挑戦する棋王戦五番勝負が開幕。冬のダブルタイトル戦に突入する。
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