日テレ東京V(右側)に敗れ肩を落とすINAC神戸イレブン=ヨドコウ サッカーの皇后杯全日本女子選手権最終日は28日、大阪市のヨドコウ桜スタジアムで決勝が行われ、日テレ東京VがINAC神戸を4―0で下して2大会ぶりに頂点に立ち、歴代最多の優勝回数を16に伸ばした。
6大会ぶりの頂点を狙ったINAC神戸は拮抗した展開の前半に先制を許すと、後半はミスが目立ち、さらに3失点して完敗した。主将のDF三宅は「結果が全て」と悔しさに涙を流した。
「思ったより中盤にスペースがあった」(三宅)と、持ち味のロングボールに頼らず、細かいパス回しも狙ったが、精度が低く相手のプレスの餌食になった。後半にはけが明けのエースFW田中を投入したが流れは変わらず、朴康造監督は「中央でスムーズにいかなかった」と嘆いた。
2連覇を狙うWEリーグでは首位を走るが、三宅は「このままではリーグも危ない」と自戒を込め、改善を期した。
◆INAC神戸・朴康造監督の話 「完敗だった。自分たちのサッカーができなかったのは悔いが残るが、けが人や新型コロナウイルス感染で(ベスト)メンバーが組めない中でここまで勝ち上がってきたのは誇りに思う」
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