入団会見に臨んだウェンデルケン(左)とアンバギー。「横浜頂戦」への戦力となる(撮影・荒木孝雄) DeNAは27日、横浜市内の球団事務所でJ・B・ウェンデルケン投手(29)=前ダイヤモンドバックス=とトレイ・アンバギー外野手(28)=前マリナーズ傘下3A=の入団会見を行った。ウェンデルケンは背番号「49」、アンバギーは「42」に決まった。
メジャー通算144試合の登板で10勝6敗、防御率4・00の成績を持つウェンデルケンは「自分の持ち味は攻め気あふれる投球。ブルドッグのような力強さを持って、打者と対戦したい」と自ら「ハマのブルドッグ」を襲名。伊勢、入江、エスコバーらと守護神の山崎へつなぐ勝ちパターン入りを期待されており、ブルペンを支える。
2016年に受けた右肘の靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)の影響を感じさせず、19年から4年連続で20試合以上に登板。20年には21試合で防御率1・80とメジャーで十分な実績を残した。185センチ、110キロと大柄な体格で、昨季の直球平均球速は153キロというパワフル右腕だ。
「速球で押していく投手。基本的に直球で押しつつ、チェンジアップとのコンビネーションで打ち取るタイプ」と自身を紹介。すでに球団施設の「DOCK」で調整を進めており、三浦監督とも対面済み。ハマのブルドッグが試合終盤の門番となる。(横山尚杜)
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