ZOZOマリンスタジアムで記者会見後にグラウンドでの撮影に応じたロッテ・沢村拓一 ロッテは28日、米大リーグ、レッドソックスを自由契約となっていた沢村拓一投手(34)の入団が決まったことを発表した。3年ぶりの古巣復帰となる。背番号は「54」。
沢村は本拠地のZOZOマリンスタジアムで記者会見を行った。沢村の主な一問一答は以下の通り。
-―入団が決まった率直な思い
「日本一熱いファンの前で投げられることをとても興奮しています」
-―日米の進路で迷いは
「考える時間はたくさんありました。ただ自らの気持ちで決断をしたからには、千葉ロッテマリーンズさんのために腕を振ろうと決意して今ここにいます」
-―決断した理由
「まずは僕がアメリカに行く際に、待っていてくれていたというか、快く送り出してくれた千葉ロッテというチームに対して、義理を守るということもそうですし、吉井監督が監督に就任されたということも自分の中で大きかったように思います」
-―米国で得たもの
「言葉に表現するのはとても難しいんですけど、何かを学び得るためには自分の体で、体験する以上に良い方法はないと思っているので、それを少しでも伝えることができたらなと思います」
-―ロッテで目指すものは
「強いチームだからといっていいチームではないですし、いいチームだからといっていい組織ではないと思う。(以前所属していたときに)ロッテという組織は素晴らしいなと思っていた。素晴らしい組織が勝てていない状況を打破するために、一人一人が同じ方向を向いて、ピントをしっかりと合わせた状態で1年間戦っていけば、今の戦力で戦っていける。その先頭に立って引っ張っていけるような存在になりたい」
-―リリーフでと吉井監督が言っていた。どのイニングを投げたいか
「それは監督の方針というか、監督の考え方により合わせてというか。むしろ、監督が言わなくても選手が自覚して動いていけば、いろんな方面で対応できるのではないかなと思っている。そういう選手というか、そういうのをどんどん自分で考えて動かなくちゃいけないっていうのは、プロとして当たり前のことだと思っています」
-―日本球界でやることへの楽しみ
「野球を楽しむために、僕はロッテを選んだわけではないので、ロッテを勝つチームにするために、言いたくないことも言ったり、していかないと。何年も優勝していないわけですから。組織的には変わってこないんじゃないかなって思っています」
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