報道陣の取材に応じる巨人・長野久義(撮影・田村亮介) 広島から5年ぶりに巨人に復帰した長野久義外野手(38)が28日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行った。
2019年にFA宣言した丸の人的補償で広島へ移籍したベテランは、久しぶりに本拠地の練習施設を訪れ、「懐かしい感じはしますね」と笑顔。旧知のチーム関係者らに気さくに声をかけながら、キャッチボールやダッシュで体を動かした。
自主トレでキャッチボールする巨人・長野久義(撮影・田村亮介)囲み取材では先日、阿部ヘッド兼バッテリーコーチが語った〝通告〟の話題に。今季は長野以外にも39歳の松田もソフトバンクから加入し、40歳の中島を含めて〝アラフォー〟のベテラン右打者が3人に増えた。いずれも豊富な実績を誇るが、阿部コーチは長野へ「悪いけどベテラン3人は(ベンチに)置けない。一人も残れないかもしれないし、(3人)いたらいたで走る人(出塁後の代走)を用意したりするのはチームに迷惑だから。競争して頑張ってくれ」とハッパをかけたことを明かしていた。
阿部コーチは長野にとって現役時代にグアム自主トレに同行させてもらった先輩。長野は〝師匠〟の考えを当然承知している。競争への意識を問われ、「もちろん。毎年そういう気持ちでいます。代走は出さなくていいように、出されないようにしっかり走っておくので、そこは見てほしい。『あいつ走れるな』と思ってもらいたいですね」と自信をにじませた。
オフはウエートトレーニングに時間を費やしたといい、「順調に体もできています。元気なところをしっかりと見せられるようにやっていきたい」と万全をアピールした。
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