シャルケ吉田麻也、多くの日本人選手がドイツでプレーする現状に「香川真司や長谷部誠がインスピレーションに」 シャルケの吉田麻也は、ブンデスリーガで苦戦するクラブやドイツで多くの日本人選手がプレーする現状について語った。
2022年夏、サンプドリアを退団した吉田は、ブンデスリーガに昇格したばかりのシャルケに新天地を求める。すぐさま副キャプテンに指名された同選手は、ここまで公式戦全19試合に先発出場する。しかし、チーム状況は芳しくなく、直近のリーグ戦11試合で1勝10敗と低迷し、最下位に沈む。
30年ぶりの2部降格を経て、1年でブンデスリーガに復帰した名門がここまで低調な戦いを続ける現状について、吉田は『Yahoo Esportes』でのインタビューで思いを口にした。
「僕にとって新しい挑戦です。新しい国、新しいフットボール、新しい責任。多くの責任を背負うようになってから長い時間が経ったので、まったくもって新しいことではなかったですけど、現状はとても異なるものです。僕たちの財政状況はとても厳しく、今シーズンに昇格したばかりで、チームにはわずかな経験しかありません」
「これはすぐにどうにかできるものではないですし、たくさんのお金があるわけでもなく、良い移籍のためにはたくさんのお金が必要です。それに、財政問題により、僕たちは重要な選手たちを失いました。これらの問題があっても、シャルケはとても巨大で、情熱的な観客と最高のスタジアムを持つクラブです。僕たちの仕事はシーズンの中で成長し、1部にチームを留めることです」
シャルケが苦しむブンデスリーガでは現在、多くの日本人選手がプレーする。吉田の所属先でも先日に上月壮一郎がデビューを飾り、フランクフルトの鎌田大地やフライブルクの堂安律らが注目を集める中、34歳の日本代表DFは日本人選手とドイツの関係についても言及した。
「次の世代に対して扉を開けている他の選手の存在が大きいと思います。ここには、ドルトムントの香川真司やこの国で15年間やっている長谷部誠、シャルケの内田篤人がいます。このことが僕たちのインスピレーションになっていますし、移籍の可能性を高めるとても大きな助けになっています」
「それに今、僕はここでプレーしていて、ドイツのクラブの組織は日本のチームにとてもよく似ていると言うことができます。就労ビザを取るのも比較的簡単です。イングランドはかなり複雑で、イタリアやスペインのクラブには外国籍やEU圏外の選手に対するより大きな制限があります」(Goal.com)
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