第95回選抜高校野球大会(3月18日開幕予定・甲子園)の出場校を決める選考委員会が27日、大阪市内で開かれ、記念大会のため例年より4校多い36校が発表された。昨秋の東京大会で優勝した東海大菅生や、明治神宮大会を制した大阪桐蔭が順当に選出。関東・東京の7枠目は二松学舎(東京)が選ばれ、横浜(神奈川)は落選。5年ぶり10度目の出場となった慶応(神奈川)は、プロ野球の西武、巨人などで通算525本塁打を放った清原和博氏(55)の次男、勝児(かつじ)内野手(1年)が甲子園デビューする。
21世紀枠は氷見(富山)、城東(徳島)、石橋(栃木)の3校が選ばれた。城東と石橋は初出場。東日本では過去に21世紀枠で選出がなかった富山から、総合的に評価が高かった氷見が1993年以来30年ぶりに出場。西日本は評価の高かった2校から城東が選出。創立120周年の県内屈指の進学校。決選投票で選出された石橋は、近年は県大会ベスト4など好成績を収めている。
■21世紀枠 甲子園への出場機会を広げるため、2001年の第73回大会から導入された。練習環境などのハンディ克服や、地域貢献など戦力以外の要素を加味して選考する。秋季都道府県大会16強(加盟129校以上の場合は32強)以上を条件に、全国9地区から1校ずつが候補校として推薦される。候補校の中から東、西日本から各1校と、地域を限定しない1校を加えた合計3校が選ばれた。
この記事をシェアする