東海大菅生ナインは、「発表は節目の日」と気合の五厘刈りで、ガッツポーズ(撮影・赤堀宏幸) 第95回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の出場校を決める選考委員会が27日、大阪市内で開かれ、昨夏の甲子園大会で東北勢として初優勝した仙台育英(宮城)や、昨春の選抜大会を制した大阪桐蔭が選出された。部員への体罰で監督が解任された東海大菅生(東京)も選ばれた。
昨秋東京大会優勝で出場が有力と伝えられていた東海大菅生ナインは、東京・あきる野市の校舎内ホールで2年ぶり5度目の出場選考のネット中継を見て、静かに闘志を燃やした。
「(出場が決まって)正直うれしい。大会の時に(頭を)そって戦ってきた。(発表も)節目の日だからと、気合を入れるためにやりました。一つになって、気持ちの入った野球をしたい」
渡部奏楽(そら)主将(2年)は、ナインの五厘刈りの理由をこう説明しながら、夢舞台への思いをこう話した。
選手に対する体罰で4月4日まで4カ月の謹慎処分が出されている若林弘泰監督(56)らの退任が26日に発表されたばかり。出場発表恒例の屋外の写真撮影などが自粛され、室内の記念撮影後、就任したばかりの上田崇監督(29)は、会見の第一声でこう示した。
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