楽天・田中将大投手(34)が25日、仙台市の楽天モバイルパークで自主トレを公開し、残り10勝に迫った日米通算200勝、チームの10年ぶりの日本一へ意欲を語った。
「(200勝は)早い段階でクリアできれば。自分にとっても、もちろんチームが勝つことになる。いいチームをみんなで作って日本一を目指して頑張っていく」。降雪の影響で室内練習場で汗を流した。昨季は9勝12敗で日本球界復帰後、2年連続で負け越し。チームも4位に沈んだ。
「(投球フォームを)何か大きく変えないと去年、一昨年と同じような感じにしかならないと思った」。フォームへの言及は避けたが、ブルペンでの16球ではグラブの位置や下半身の使い方など〝ニューマー君〟への変化を感じさせた。
3月のWBC日本代表に選出されたカージナルスのヌートバーは、田中将が高校日本代表として訪れた米国で交流し「(ヌートバーの)お母さまの顔は何となく覚えています」と回顧。自身は栗山監督から代表漏れの連絡があったといい「もちろん、WBCは見るし、応援もする」。第2回大会の優勝メンバーとして、新たな侍ジャパンにエールを送った。(加藤次郎)
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