新十両会見を行った落合と宮城野親方=25日、宮城野部屋 25日に行われた大相撲春場所(3月12日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議では、幕下15枚目格付け出しデビューの初場所で7戦全勝優勝した落合(宮城野部屋)の新十両昇進を巡り、さまざまな意見が出たもようだ。2006年夏場所で昇進できなかった日大出身の下田の例があり、編成を担う日本相撲協会審判部の判断が注目されていた。
協会には「幕下15枚目以内の全勝者は十両昇進の対象にする。ただし、無条件に昇進させるものではなく、その時の状況による」との内規がある。審判部のある親方は「前例も踏まえて議論した。落合には権利があったということ。15枚目であって16枚目ではない」との認識を示した。下田は入れ替えが2枠しかなく見送られたが、落合は昇進対象4番手とみられながら4枠あったことでチャンスをつかんだ。
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