WBCの初代王者に輝き、金メダルを胸に笑顔の王監督=2006年3月、サンディエゴ(共同) 3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの優勝を狙う日本代表に、第1回大会の監督として初代王者となったプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長がエールを送った。25日、オンライン取材に応じ「第3、4回大会は勝てていないので、何とかチャンピオンに返り咲いてほしい」と願った。
今回の日本代表は大谷翔平(エンゼルス)ら内定選手を含めて大リーガーが5人入り、投打に豪華な顔触れとなる。ライバルチームにも大リーグの実力者が多く出場するが「前は長打力で全然かなわなかった。今は(打者の)飛距離が伸びている。遜色ないと思う」と評価し「投手は日本のレベルが上。実力的には対等と言える。後は日本の方が団結する気持ちが強い」と期待を寄せた。
第1回大会は選手選考から手探りの状態だった。「日本の野球をしようよと、選手には話をしていた。選手は日の丸を背負うと別人になる。それが僕はすごく印象的だった」と振り返った。
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