米サンフランシスコにあるツイッター本社=2022年11月(AP) 実業家のイーロン・マスク氏が買収した米ツイッターが、サンフランシスコの本社と英ロンドンのオフィス賃料を支払わず、それぞれの家主から訴訟手続きを起こされたことが24日分かった。米ブルームバーグ通信が報じた。
英王室の資産運営団体「クラウン・エステート」は、ツイッターがロンドン中心部にあるオフィスの賃料を滞納したと主張。ツイッターに連絡し、双方で対応策を「現在協議中だ」と報道機関への声明で説明した。
ブルームバーグによると、ツイッターは昨年12月に本社オフィスの賃料の支払いを停止した。家賃は昨年12月分が336万ドル(約4億4000万円)、今年1月分が342万ドルに上るという。
マスク氏はツイッターを買収後に最高経営責任者(CEO)に就任し、従業員の大規模解雇といったコスト削減を進めている。昨年12月に自身の進退を問うツイッター投票を実施し、辞任への賛成が過半数を占めたことを受けて辞める意向を表明していた。(共同)
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