新十両昇進を決め、師匠の片男波親方(右)と握手する玉正鳳=25日、東京都墨田区の両国国技館 玉正鳳は2011年秋場所の初土俵から約11年半での昇進に笑みが絶えなかった。3月に30歳になる遅咲き力士は東京都墨田区の両国国技館で記者会見し「どう表していいか分からないくらいうれしい。遅く上がった分、長く取りたい」とかみしめた。
部屋の閉鎖や不祥事などにより4部屋を渡り歩き、20年7月から片男波部屋に所属。同じモンゴル出身で、優勝2度を誇る義兄の幕内玉鷲がおり「憧れの存在。自分も幕内を目指したい」と目標に張り切っていた。
師匠の片男波親方(元関脇玉春日)にとっては10年2月に部屋を継承後、初の関取誕生。「相撲に対する心構えを磨いていってほしい」と期待した。
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