29日号砲の大阪国際女子マラソンで解説を務める元日本最高記録保持者でスポーツジャーナリストの増田明美さん(59)が24日までに取材に応じ、レースの展望を語った。
2024年パリ五輪へとつながる浪速路。日本代表を目指すヒロインたちの戦いに、増田さんは干支を象徴するレース展開を見どころに挙げた。
「なにか記録が生まれそうですね。(招待選手の)顔ぶれからすると、若い20代でしょ。卯年にピッタリの顔ぶれ。ここからピョンと世界へ向かいそうな顔ぶれですね。卯年に合った選手たち」
28歳の安藤友香(ワコール)と佐藤早也伽(積水化学)に、27歳の上杉真穂(スターツ)。すでに10月開催のマラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)の出場権を持つ3人が中心となり、高速レースが予想される。
そのうえで日本選手の優勝を熱望。安藤、上杉、佐藤はフルマラソンでの優勝経験がなく、「結局、みんな勝っていない選手。勝ち切れていない。安藤さんも上杉さんも佐藤さんも、ここで相手に勝つとピョンといく。ライバルに勝って自分越えをしてほしい」と要望した。自己ベストを狙いながら、トップでのゴールを目指す。その先にパリ五輪への道が続いている。(西垣戸理大)
この記事をシェアする