米大リーグ、レッドソックス傘下の左腕ライアン・シェリフ投手(32)が、3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場にイスラエル代表として出場することが日本時間25日までに分かった。同国野球協会のピーター・クルツ氏が自身のツイッターで「彼の代表入りを誇りに思う」と記した。
ユダヤ系米国人のシェリフは2017年大会の予選にイスラエル代表として出場したが、本戦ではメンバーを外れた。ポーランド出身のユダヤ人の祖父母は、第二次世界大戦のホロコーストの強制収容所の生存者だったことでも知られる。
シェリフは中継ぎ左腕として17年8月にカージナルスでメジャーデビュー。レイズ、フィリーズを経て、現在はレッドソックス傘下。メジャー実働4シーズンで44試合に登板し3勝2敗2セーブ、防御率3・65。
イスラエルは17年大会で初めて予選を突破して本戦出場。ユダヤ系米国人選手を主体としたチームで韓国開催の1次ラウンドA組の韓国、オランダ、台湾に全勝して、2次ラウンドまで勝ち上がった。
今大会はマイアミ開催のD組でドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラ、ニカラグアと対戦する。
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