「ウル虎イエローユニホーム」を披露する青柳㊨と大山。今年も斬新なデザインに仕上がった(撮影・榎本雅弘) 阪神は23日、「ウル虎の夏2023」と位置づける7月25~27日の巨人戦、同28~30日の広島戦で使用する「ウル虎イエローユニホーム」を発表した。兵庫・西宮市内で行われたお披露目会見には青柳晃洋投手(29)と大山悠輔内野手(28)が出席し、近未来をイメージしたデザインのユニホームを披露。変化、変革などを意味する「トランスフォーム」のコンセプトをアピールする活躍を誓った。
甲子園のスタンドが黄色一色に染まる夏が、今年もやってくる。今回のウル虎ユニホームのコンセプトは、変化や変革などを意味する「トランスフォーム」。岡田新体制となるチームにピッタリな戦闘服に袖を通し、今季へと向かう大山の心も躍った。
「今年から監督が代わって、チームも変わってくると思う。そこでどうなるのかはファンのみなさんも楽しみだと思いますけど、選手の僕たちもどうなるか分からない楽しみでもある。いい方向にいけるように頑張りたい」
胸の「Tigers」ロゴは発光しているかのように輝き、背ネームや背番号などの字体も今までにない斬新なデザイン。手に取った青柳も〝SF風〟の背面を見て「すごく近未来的でいいな」と気に入った。
「ウル虎の夏」は昨季に節目の10周年を迎えたが、振り返れば勝ち越したのは2016年と昨季の2度だけと苦いデータが残る。だが、お披露目の場に登場したエースと主砲は記憶に残る歴史を作ってきた。
21年7月12日のDeNA戦では九回に0―3から逆転サヨナラ勝ち。このウル虎サヨナラ打を決めたのが大山で「あの試合はすごく覚えています」と、牙をむき出しにした虎の顔がデザインされたユニホームで戦った記憶は鮮明に覚えている。青柳も昨年7月15日の中日戦で10周年のマッシュアップユニを着用して6回1失点と粘投し、両リーグ最速で10勝に到達。華やかにウル虎の歴史を彩ってきた2人が〝ウル虎の変革〟を起こす期待は大きい。
この記事をシェアする