野球好きだった十八代目中村勘三郎さん。2009年WBCの決勝もロスで生観戦した 本日夕方から、10年に一度の大寒波がやってくる。天気予報を見ても、大阪ですら白く塗りつくされていた。雪景色が必至らしい。「不要不急の外出は控えて」と伝えるニュースもあった。
そんな中でもわがサンスポのトラ番は外に立ち続け、待ち続け、取材する。どうか、応援してやってくださいませ。
大寒波より一足早く、侍ジャパンの栗山監督が、タイガースのクラブハウスにやってきた。
日本代表監督がわざわざ甲子園にやってきたことなんて、過去にあったっけ?
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で采配を振るった王貞治、原辰徳、山本浩二、小久保裕紀…。歴代の代表監督が甲子園まで来たという記憶はない。栗山さんが気配りの人だからなのか、岡田監督の存在感がそうさせるのか。理由はともかく、WBCのシーズンだと感じさせる出来事ではある。
昨夜の当番デスク・牧慈(あつし)は2009年大会の侍ジャパン担当記者。原監督に密着して、海を渡ってロサンゼルスまで行き、世界一を目撃している。イチローが決勝タイムリーを放って、ダルビッシュが胴上げ投手になった、あの歴史的な決勝戦だ。
「試合もすごかったんですが、一番覚えているのは、ロスで原監督と担当記者で焼肉を食べていたその店に歌舞伎俳優の故中村勘三郎さんがおられて、『応援に来ましたよ』とあいさつされていました。日本の野球ファンの熱狂ぶりを間近で見て、大会が盛り上がっているんだなぁと実感したものです」
昨年末のサッカーW杯はメチャクチャに盛り上がった。日本人が「日の丸大好き」なことを改めて証明した大会だった。さあ、次はWBC! 今から、ドンドンそんな空気が出来上がっていくんだろう。
この記事をシェアする