3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に内定しているヤクルト・中村悠平捕手(32)が24日、神宮外苑で練習を行った後、代表投手陣を〝取材済〟であることを明かした。
「それぞれのチームの選手にいろいろ聞きました。今後に生かせると思います」。今月に愛媛・松山市で行った自主トレに他球団の捕手が参加。オリックスから日本ハムに移籍した伏見に山本、阪神・坂本に湯浅、ロッテ・松川には佐々木朗の特徴を聞き出した。
ボールの軌道や、状況別の投球の傾向といった情報を仕入れた。佐々木朗については「フォーク(ボール)がスライダー回転でひっかけてくるので注意した方がいいですよ」と助言をもらった。
自身は2015年のプレミア12以来、8年ぶりに背負う日の丸。2月17日に宮崎市で代表合宿が始まる。「実際に球を受けてからの方が(コミュニケーションを)取りやすいと思う。積極的にいきたい」。3大会ぶりの世界一へ、予習ばっちりで扇の要に座る。(箭内桃子)
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