米大リーグで大谷翔平投手(28)が所属するエンゼルスは23日(日本時間24日)、昨夏から検討していた球団売却に関し、「予備調査」を終了した段階での結論を出し、現オーナーのモレノ氏が2023年シーズン以降もチームを保有し続けると発表した。
モレノ氏は球団を通じて「われわれにはやり残した仕事がある。売却に向けた交渉の過程でわれわれの心はまだエンゼルスとともにあることに気づいた」などとのコメントを発表した。エ軍の新オーナー候補としては、ウォリアーズのオーナーのジョー・レイコブ氏、地元紙ロサンゼルス・タイムズのオーナーの黃馨祥氏らの名前が挙がっていた。
大谷はこのオフ、30000万ドル(約43億5000万円、当時)の1年契約を結んでおり、シーズン終了後にFAとなる。大谷との再契約には大型契約が必須とされており、エ軍の成績次第では昨季同様にシーズン途中でトレードのうわさが絶えない状況になることも考えられる。
エ軍は今季、4月8日(同9日)に大谷ボブルヘッド人形、9日(同10日)大谷バッグ、22日(同23日)大谷Tシャツ、25日(同26日)に大谷&トラウトのブランケットと本拠地での大谷関連のグッズ配布イベントをすべて4月中に設定しており、米ファンの間ではトレード期限前にポストシーズン争いから脱落した場合に大谷を放出するための準備なのではないかとみられている。
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