昨年1月の自主トレ中の高山。2023年の〝第一声〟で岡田監督への思いを熱く語った 阪神・高山俊外野手(29)が22日、鳴尾浜で自主トレを行い、沖縄・宜野座での1軍キャンプメンバー決定後初めて取材に応じた。昨季出場38試合にとどまった2016年の新人王は、期待をかけ続けてくれる岡田彰布監督(65)への熱い思いを激白。肉体改造も敢行し、すべてをぶつけて恩返しのシーズンにすると誓った。
結果を残すしか、生き残る道はない。後がない自分にチャンスを与え、期待してくれる指揮官の思いに応えてみせる。高山は自分自身を奮い立たせるように、今年にかける強い覚悟を口にした。
「本当に(監督が)岡田さんになっていなかったら今年(阪神で)やっていないかもしれない。そういう気持ちは人一倍強いし、そういうのをキャンプでぶつけられたらなと思います」
2016年の新人王はもう7年前のことだ。21年は初の1軍出場なしに終わり、昨季は38試合の出場にとどまった。新戦力や助っ人砲によって追いやられ、1軍にも定着できず、いつ構想外となってもおかしくない崖っぷちに立っていた。これから始まる「もう1年」は、岡田監督の〝意向〟によって与えられたものなのではと、高山も重く受け止めていた。
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