レッドブルの車体に貼られた「HONDA」のロゴ©Getty Images / Red Bull Content Pool ホンダの名称が復活する。国際自動車連盟(FIA)が発表したF1シリーズの2023年エントリーリストで昨季、ドライバー、製造者部門で2冠を達成したレッドブルと角田裕毅が所属する兄弟チーム、アルファタウリのエンジンメーカー名が「Honda RBPT」と登録された。
ホンダは21年限りでF1での公式な活動を終了。ただ、その後も子会社のホンダ・レーシング(HRC)を通じ、レッドブルのパワーユニット(PU)製造会社「RBPT(レッドブル・パワートレインズ)」へPU製造、運用などの技術支援を行っており契約は25年まで結ばれている。
昨季、レッドブルはドライバー部門で2連覇を果たしたマックス・フェルスタッペン(オランダ)が年間最多勝記録を更新する15勝、同僚のセルヒオ・ペレス(メキシコ)が2勝を挙げ、9年ぶりに製造者部門を奪還。22戦17勝と圧倒的な強さを誇った。PUは日本で製造された事実上の〝ホンダ製〟だったものの、名称は「RBPT」でホンダの名前はなかった。その一方で第18戦日本GPからは車体に「HONDA」のロゴが掲載される措置が取られ今季も継続される。
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