43歳の誕生日ケーキをもらった石川は、勢いよくロウソクの火を吹き消した(撮影・今野顕) ヤクルト・石川雅規投手が43歳の誕生日前日の21日までに、神宮のクラブハウスで取材に応じ、3年ぶり10度目の開幕投手に意欲を見せた。3月31日の広島との開幕戦(神宮)で実現すれば43歳2カ月となり、1998年の広島・大野豊の42歳7カ月を抜き、史上最年長記録を更新する。昨季限りで元中日外野手の福留孝介氏(45)が現役引退し、今季は球界最年長となる左腕が、残り17勝に迫る大目標「通算200勝」に歩みを進める。
まだ見ぬ景色へ。若手選手らに負けず、はつらつと体を動かしている。43歳で臨むシーズンへ、石川は3年ぶり10度目の開幕投手を視野に新たな決意をみせた。
「球界では最年長になりますけど、また気持ちを新たに野球に取り組みたい。最初の目標は開幕投手。開幕を任されれば、開幕ローテーションに入れる。若い子と競い合いたい」
昨季限りで2学年上の福留氏が現役引退し、今季から球界最年長になるが、向上心は尽きない。3月31日の広島との開幕戦(神宮)のマウンドをかけた競争が待つ。2年連続で務める小川や、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に内定しており、初の大役を目指す高橋とライバルはいるが、金田正一と並び球団最多の通算10度目となる開幕投手を任されれば、大野(広島)の42歳7カ月を抜いて43歳2カ月で史上最年長記録を更新する。
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