昨年7月に食道がんを患っていることを発表した女優、秋野暢子(66)が誕生日の18日、東京都内で行われたテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)の収録で半年ぶりに芸能活動を再開した。同局の大下容子アナウンサー(52)と70分間、体調の異変から現在に至るまでを赤裸々トーク。収録後にはサンケイスポーツの取材にも応じ、「手を差し伸べてくれたたくさんの人がいます。だから私は絶対、治すし、諦めない」と力強く宣言した。
66歳の誕生日当日、心待ちにしていた仕事場に軽やかな足取りで現れた秋野。10年ほど前にプライベートで知り合った大下アナから復帰と誕生日をダブル祝福され、「元気に戻ってきました。働きたいと思っていたので、きょうを迎えられて幸せ」と張りのある声を響かせた。
昨年7月に食道がんを発表。約半年での仕事再開に喜びをかみしめる。
1974年にNHK「おおさか・三月・三年」でデビューして来年で50年。近年は一般社団法人「0から100」の主宰として東日本大震災などの被災地支援も精力的に行っていた。ヨガなどの運動や食事に気を配り、病とは無縁。だが、2021年12月、「食べた物がつかえる気がした」と異変を感じ、病院へ。血液、腫瘍マーカーなどの検査をしたが原因が分からず、22年6月に内視鏡検査をして、がんが見つかった。
「映像を見て素人の私でも分かりました」と振り返る。医師にステージ3と告げられたが、「不安よりも何でこんなことになるのかと思っていたので、病名が分かってなるほどなって」と冷静な自分がいた。
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