ブルペンで投げるヤクルト・吉村貢司郎=戸田市のヤクルト戸田球場(撮影・今野顕) ヤクルトの新人合同自主トレーニングは20日、埼玉・戸田球場で第4クールがスタート。19日に25歳の誕生日を迎えたドラフト1位・吉村貢司郎投手(東芝)はプロ2度目のブルペンに入り、捕手が立った状態で38球を投じた。この日、春季キャンプの1軍スタートも正式に決定。〝質問魔〟になり、先輩、後輩、投手、野手関係なく多くを学ぶ決意を示した。また、新たに年を重ねた即戦力右腕は、色紙に「感謝」と記した。
晴れ渡った戸田球場で、気持ちよさそうに汗を拭った。吉村がブルペンで立った捕手に38球を投じ、順調な調整ぶりを示した。
「いい感じで調整ができていると思う。今はタイミングだけで、そんなに細かいところは意識せず、バランス良く投げられるようなイメージでやっています」
プロ入り後初めてだった前回のブルペン投球から中1日。直球のみ25球を投げた18日から球数を13球増やしただけでなく、6球のカーブも投じ「体を大きく使って投げる部分やタイミングの部分でカーブは指標となりやすいというか、合わせやすい球種。そこを考えながら投げる感じです」と最速153キロ右腕。目標とする開幕ローテーション入りへ、狙いを持って調整を進めている。
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